SDC:メタルクラッディングとは、主としてニッケルまたは銅の厚い層でなり、全粒子重量の60%まで被覆が可能です。 これ等の被覆粒子は一般に砥石などのレジンボンド工具に使用されます。 被覆の効果はボンド中の粒子の保持力を向上させ、研削中に発生した熱を放散するヒートシンクの役割を果たし、従って工具の性能を改善します。

◆ CBN ホイールグリットとは主に硬質鉄系材加工用の研削砥石やホーニング工具に使用される、立方晶窒化ホウ素(CBN)砥粒のことです。自動車業界および航空宇宙産業において、ギア、ベアリング、カムシャフト、クランクシャフト、および様々な工学部品等の高精度部品の製造に幅広く使用されています。

ダイヤモンドホイールグリットとは、非鉄系素材加工用の精密砥石やホーニング工具、研磨工具に使用されるダイヤモンド砥粒のことです。 これらの工具はガラス、超硬、セラミックス及などの様々な素材を加工するために工業界で広く使用されています。

ダイヤモンド工具中のダイヤモンド砥粒は工具を構成する一要素に過ぎません。

立方晶窒化硼素（ＣBN）はダイヤモンドに次いで2番目に硬い物質です。ＣＢＮはグラファイトからダイヤモンドを合成するのに用いられるのと同様の条件下で六方晶窒化硼素から合成されます。

砥粒は、高硬度、耐摩耗性、強度、熱安定性、化学的安定性といった砥粒として望ましい特性を持つ上、使用中鋭い切れ刃を維持しつづけます。また、ほとんどの重要な要求事項において、ＣＢＮは炭化珪素やアルミナなどの一般砥粒を凌ぐ値を示します。高い熱安定性と化学的安定性により、ダイヤモンドが通常使用されない鉄系材の加工に適しています。

砥粒にとって硬度は非常に重要な物理的特性です。ほとんどの砥粒は高温では硬度を失いますが、ＣＢＮの物理的利点の一つに、一般砥粒と比べて、室温での高い硬度に加え幅広い温度範囲でこの硬度を維持できるることがあります。